鍼灸

適度なストレスは、体を活性化し、抵抗力を高める刺激剤となります。鍼(ハリ)や灸(キュウ)は、それぞれ圧や熱により「刺激」というストレスを体に与え、体の恒常性維持機能を利用して、体の歪みを正し、自然治癒力を高めることができます。血行促進作用や免疫機能を高める効果があるため、病気の治療だけでなく、最近は健康増進や老化防止にも有効です。鍼灸の刺激により、免疫細胞が活性化されると、生体防御能が高まり、感染症やガンに対する抵抗力が強くなります。
鍼灸の効果は科学的に証明され、世界の多くの国々で代替医療として用いられている
痛みのあるときに、その部分かそれに近い部分を押してやると、痛みが幾分軽減されることを経験した人は多いと思います。例えば、胃腸の痛みの場合、背中を押さえるとか、腹部を抑えたりすると有効なことがあります。これは内臓と特定の皮膚領域が神経で連絡しており、皮膚の刺激が内臓の痛みに影響するしくみ(皮膚内臓反射という)が体に備わっているからです。また、皮膚の機械刺激や熱刺激は、神経によって脳に伝えられ、自律神経やホルモン分泌に作用したり、内因性の鎮痛ホルモン(エンドルフィンなど)の分泌を促します。適度な皮膚の機械的刺激が血行を改善したり免疫細胞の働きを賦活化する作用機序も、現在では科学的に証明されています
巨人倍増
中国医学(東洋医学)では、このような皮膚刺激による治療効果に数千年前から気付いており、経験医療として発達させてきました。どの部分を刺激するとどのような効果があるのか、という治療経験を蓄積して、独自の治療体系を整えてきました。
俗に「つぼ」と呼ば れているものは東洋医学では経穴(けいけつ)といい、もっとも重要な柱になっています。経穴は鍼を打つとか灸をすえるとかの機械的刺激を加えることによって、遠く離れた場所に反応を 起こして病変を好転させることのできる部位です。経穴は人体に360個以上あり(古典には1年の日数と同じ365と記されていますが、新しいものが年々見つかっているようです)、無秩序に点在するのではなく、経洛(けいらく)という線によって結ばれています。電車の線路上に並ぶ駅のようなものをイメージすればよいかと思います。経洛は「気」が巡る道ですので、ツボを鍼やお灸で刺激することで「気」を動かし、内臓やその他の器官を調和させるというのが鍼灸の基本的考えです。
体表の物理的刺激を利用して、生体のもつ恒常性の維持、自身のもつ疾病に対する防御機能や治癒機能を高め、病気の治療だけでなく健康保持に寄与する治療法のひとつといえます。西洋医学にはない効果を得ることができ、日本や中国だけ
中絶薬RU486(上海華聯)でなく、現在は世界の多くの国々で代替医療(正規の医療の補完)として用いられるようになってきました。


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