大きな自覚症状がないうちに早期発見できて、何よりと思います。 [健康知識]

甲状腺が大きい状態でも、甲状腺ホルモンを測定すると全く正常である、まったく問題のない場合もあります。他のお答えの方のように、検診がきっかけでバセドウ病甲状腺ホルモンが過剰な状態がみつかることもあります。甲状腺自体が全体に硬く腫れている場合は、触っただけで、慢性甲状腺炎が強く疑われますので、病院を受診して甲状腺ホルモンと甲状腺の自己抗体を測ってもらうようにお話します。自己抗体が陽性の場合は、将来的に甲状腺機能低下症になる可能性が高いので、早期発見のために年に1度くらいのホルモン測定がすすめられます。
医師の立場からは、病気が疑われるときに、病院受診を強くすすめます。健診、人間ドックの診察でも、たくさんの受診者がいますので、嘘や大げさを言って二次健診を勧める、などどいう余裕や暇はまずありえないと思います。
勿論、指摘されて病院を受診するか放置するかは、受診したひとの考え方と思いますが。。。
正直、疑いのまなざしでみる質問者さんのような考え方のひとが多くいたら、と思うと、がっかりします。
ぜひ一度受診して検査をうけることをおすすめします。採血や甲状腺超音波検査をすすめられると思います。それでさいわい問題がなく大丈夫なら、翌年の検診では「大丈夫でした」とお話されれば、何よりと思います。もし異常があった場合でも、大きな自覚症状がないうちに早期発見できて、何よりと思います。
専門外で診ていることも多く、微妙なところは精査にまわします。
それは検診に限らず一般診察でもそうです。
医療費増大の問題はありますが、昨今の医療訴訟の増加もあり、万が一でも見逃しは許されません。
結果、検査が多くなり医療費は増大し患者負担も増大しますが、この訴訟社会では止むを得ません。
訴える人が少なくて医者が適当にしてても問題ない社会も嫌ですが、今は些細なことでも訴えたもの勝ちになりやすく、バランスが悪いですね。
勤務医としては正直病院経営など二の次で、いかに見逃しを防いだり医療訴訟を防いだりするかが大事です。
精査を勧めず病気が見つかれば訴えられかねませんが、精査を勧めても受診されず病気が進行するのは患者の自己責任になりますので、そのようにするのです。
検診時に大袈裟に診察するかかどうかに関してはわからないのですが、私は自己負担で受けた人間ドックの乳癌検診の触診時に甲状腺の腫れを指摘されました。それならと後日近くの内科で血液検査を受けたところバセドー病と判明しました。私の場合妊娠にも影響しましたのであの時指摘してもらって良かったと思っています。
早く分かれば早く治療が開始できるので、ぜひこの機会に再検査受けられることをオススメします。もちろん異常がなければそれはそれで安心できますしね!
健康診断は全額自己負担ですが、異常があった場合の受診の際は保険診療です。
何でもない人を送り込めば医療費の増加です。
国民の医療費を抑えようとする動きに反します。
何でもないのに病院に送り込んでくれば、異常を見つける仕事ができてないとマイナス評価されるだけです。
何のメリットもありません。あなたがそう言われたのは、「甲状腺」だからだと思います。
胃や腸と違って、「甲状腺」って言われてどこにある臓器なのかわからない人結構居ます。
何科を受診すればいいのかわからない人も多いです。
だからそのような事を言ったのではないでしょうか?
五便宝
威可王
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