透析での通院が面倒くさくないか？

透析とは腎臓の機能不全になった場合に行う治療法で腹膜透析と血液透析と2種類があります。血液透析は尿素やクレアチニンなどの水分子の除去を機械を通して行います。腹膜透析は、機械のかわりに腹膜内に透析液を入れて、腹膜を透析膜のかわりに利用しておこないます。この場合はダグラス窩と言う場所からカテーテルという管を手術で入れておかなくては、なりません。
血液透析の場合は、腕などの血管を手術して人口血管でバイパスを作らなくてはなりません。そのバイパスの血管を機械につないで、血液をろ過するわけです。そのバイパスの人口血管は5年位が寿命だといわれています。寿命がくればそのつどに作り直されます。
外科手術で耳にするバイパスは普通に交通のバイパス同様、連絡路、抜け道と同様の概念で考えても良いかと思います。
血液透析には1分間に200mlの血液流量が必要とされ、静脈からこの量を取り出すのは難しく、動脈に穿刺して血液を取り出す必要があります。
しかし、毎回動脈に穿刺するのは困難だし動脈の方が静脈より細い、血管壁が厚い、深部にある、動脈で出血や血管閉塞などが生じると大変なので、動脈と静脈を繋ぎ合せて、静脈から毎分200mlの血液が取れるようにします。
食欲のある時は普通に、食直前に飲ませているのですが、ある時熱があって全く食事が摂れない時がありました。
その時に、看護師に「薬、飲ませちゃったよね、困ったな、血糖値が下がってしまうかもしれない」と言われました。
それで、それ以後、もしも食欲のなさそうな時は、食事の量を見て飲ませた方がいいんだなと思っていたのですが。
昨日また、高熱で食べられなかったものですから、食事量を見て飲ませようと飲ませずにおいておいたところ、昨日の担当看護師には、とにかく、血糖の薬は決められた時間、決められた量を飲ませないと効かないので飲ませてください。と強く言われてしまいました。
さて、透析での通院が面倒くさくないか？疲れないか？と言う事ですが、例えば質問者さんは食事を摂る事が面倒くさいですか？。
トイレに行って排泄する事が、いちいち面倒で疲れる行為だと感じた事がありますか？。
私は透析を始めて今年で１０年になります、最初の頃は質問者さんの様な気持ちになる事も有りはしましたが、今では透析が生活の一部になっていて、透析を受けるために病院へ通う事は疲れるとか面倒とか思わなくなりました。
確かに、天気が悪かったり、凄く寒かったり、猛暑だったりする時は「外へ出るのが嫌だな」と感じる事は有りますが、透析中は爆睡してたりテレビを見たり、読みたい本があるときは本を読んだり、ＤＶＤプレイヤーを持ち込んでＤＶＤを鑑賞したりして、なるべく退屈しないように、できる限り有意義に過ごせるように工夫してます。
結局は、透析が面倒だと思ってしまうのも、透析が嫌だと感じてしまうのも、本人の受け取り方、気持ち次第なんじゃないでしょうか。
一旦透析になってしまえば、移植をしない限り一生付き合わなければならない透析です。質問者さんが透析を前向きに捕らえてこの先生活出来ますことをお祈りいたします。
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