お酒飲んでも記憶を失いにくくなる [健康]

お酒を飲んで記憶をなくすことってあると思うんですが、昔より飲む量が少ないはずなのに記憶があいまいな日が最近よくあります。
例えば以前ならちゃんぽん飲みをしたときだけだったのに最近ではビールばっかり飲んだだけでもアレ?って日があります。2日酔いとかはないです。
これは単純にお酒に弱くなったってことでしょうか。30代半ばです。ちなみに昨日も生中を7杯くらい飲んだと思うのですが、ちょこっと記憶があいまいなところがあります。同席していた旦那さんに聞いても別に変な行動もしてなかったしイーリーシン フラフラもせずちゃんと歩いていたとのこと。
酔っても滅多に人に危害を及ぼすような言動はないですが、会話を覚えてないことが多くて相手に失礼かな?と思います。お酒の席なんで会話の内容なんて別にどーでもいいことだったりするんですけど。
全く記憶がない状態でもちゃんと一人で帰宅してお風呂にも入って髪も乾かして寝てたりして自分でかなりびっくりすることもあります。
人間の記憶は大まかに、ついさっき起きたことや体験したことの記憶である「短期記憶」と1時間から1ヶ月程度残る「中期記憶」、長期間渡って覚えておくことができる「長期記憶」にわけることができます。
目や耳から入った情報の中で、必要だと思ったことや興味を持ったものは短期記憶されますが、大半は1分くらいで消えてしまいます。しかし短期記憶の中でも、特に興味を持ったり理解したりしたものは、中期記憶として海馬に保存されます。その保存期間に長期記憶するか消滅するかを選別しているのですが、大半は9時間程度で消滅すると言われています。そして、中期記憶の間に何度も反復した情報や、重要だと認識された情報は、海馬から側頭葉に移動し保存されるわけです。
人間の記憶のメカニズムを簡単に説明すると、上記のようになります。
でもお酒を飲んだ時だって、その時の会話や起こったことがらについて「これは必要な情報だ」「この話覚えておこう!」などと思っているはずですよね。にもかかわらず、それらの情報を翌朝覚えていないのはどうしてなのでしょうか。
アルコールが脳に入ると、記憶をつかさどる海馬で記憶の伝達を行っているグルタミン酸を受け取る働きを持つ「NMDAレセプター」という物質の働きが鈍くなります。それが鈍ると短期記憶はできても、そこで得た情報を中期記憶として脳に定着させることができなくなります。
先ほども述べたように短期記憶の大半は1分前後で消えてしまうわけですから、翌朝になってから昨日のことを思い出そうとしても、当然思い出すことができないわけです。捨ててしまったメモをいくら探しても見つからないのと同じように、消されてしまった情報は、いくら考えても思い出せるはずないですよね。
ちなみに、どうやって帰ったかも全く覚えていないのに、ちゃんと自宅の布団でパジャマに着替えて寝ていて、お風呂に入った形跡まであると首をかしげることってありませんか。それは「手続き記憶」という記憶の中でも最も原始的な記憶のおかげです。毎日習慣的に行っている行為については、酔いによる影響をそれほど受けないようにできています。決してあなたが優秀だからというわけではないので、勘違いしないようにしてくださいね。
ここで話を元に戻すと、お酒のせいで記憶をなくすことは、イカオウ 人間関係や自分のカラダにとってもマイナスなことだとみなさん思っているかと思います。「記憶をなくすほど飲まなかったらいい」というのは正論ですが、お酒好きな人はわかっていても途中でやめられないものですよね。それでも、何とか酔っ払っても記憶を定着させておくような方法はないのでしょうか。
飲酒前にサフランに含まれるクロシンという成分を摂取しておくと、飲んでも記憶を失いにくくなるという。酔って記憶をなくしたくない場合は、お酒を飲むときの最低2、3時間前にサフランを直接食べるか、サフランが使われているパエリアやブイヤベースなどを食べておくと効果的であると考えられる。





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